漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
50代女性からのご相談でした。
「左足からつま先にかけてのしびれと痛みが出てから3か月ほど経ちます。整形外科で内服薬とけん引を続けたが改善しません。朝が一番悪く、痛みで食欲も湧きません。座っているよりも立っている方が楽です。」
体の疲労もあるようでしたが、日中に体を動かすと痛みが軽くなっていくということでしたので原因は疲労だけではないようでした。
冷えと血の巡りの悪さが見られましたので対応する漢方薬を飲んでいただいたところ1週間後には座れるようになりました。
「不通則痛」と言って痛みやしびれの原因は気血がきちんと巡っていないためと考えます。マッサージをしてもらうと痛みが楽になるのは他の人の力を借りて気血を巡らせてもらっているからとも考えられます。
シップや内服薬などで痛みを緩和している間に自然治癒力で気血の巡りが回復すれば時間の経過とともに治っていきますが、いつまでも改善しないときは巡らなくなった原因を見つけ出して改善していく必要があります。
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